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東京〜北海道 各駅停車 (6日目) 留萌本線の恵比島駅と廃線跡
JR北海道で廃止される方針の留萌本線に乗って、NHKの朝ドラ「すずらん」の舞台となった恵比島駅を散策、留萌駅から廃線跡を辿って黄金岬などを散策しようと思う。
留萌本線は自治体との協議がまとまりしだい廃止されると言われているので、今のうちに乗っておきたい。
 留萌本線
深川から真布へ
2018年10月18日。
旭川発10時34分の滝川行き普通列車に乗り、30分ほどの深川で下車。11時09分発の留萌行きに乗り換える。
4番線ホームには2両編成のディーゼルカーが入線していて、前がキハ150、後ろがキハ54となっている。
 深川
現在の留萌本線は深川から留萌までの50.1kmの路線。約1時間で結んでいて、下りが8本、上りが9本運転されている。
私はキハ54のクロスシートに座り、沿線の車窓を楽しみながら、まずは秘境駅の真布(まっぷ)へ向かう。
11時28分、真布に着いて下車。板張りのホームから列車を見送る。ホームには木造の納屋のような待合室があり、中に入ってみると天井が高い。
次の留萌行きの列車は2時間15分後なので、隣駅の恵比島まで2.9kmを歩こうと思う。
 真布
真布から恵比島へ
真布の駅周辺は田んぼが広がっているだけで何もなく、遠くに民家がちらほら見える程度だ。それもそのはずで1/3くらいの列車は通過してしまう。
真布駅を出るとすぐ幌新太刀別川を渡る。土砂を含んでいるようで水が茶色く濁っている。
大正時代に石狩沼田幌新事件という日本史上2番目に大きな被害を出した熊害事件があり、4人がヒグマに襲われて亡くなったという。
北海道の寂しい所を歩く場合はヒグマの目撃情報を調べておくのは必須だ。効果があるのかは分からないが、クマ除けの鈴を鳴らしながら歩いて行く。
できるだけ線路に沿って歩き、踏切に立つと紅葉が始まった山に向かって線路が一直線に続いている。青空に白い雲が浮かんでいて、爽やかな秋晴れで気持ちがよい。
 真布から恵比島へ
やがて田んぼが尽きると、真布から45分ほどで恵比島駅に着いた。ここは1999年のNHKの朝ドラ「すずらん」の舞台となった駅で、ドラマのセットが保存されている。
明日萌駅はドラマのセットで、内部は大正から昭和にかけての駅舎を再現されており、見学することができる。明日萌駅の傍らのトイレのような、貨車を改造したのが恵比島駅の駅舎である。
 明日萌駅と恵比島駅
駅前の中村旅館や高台の神社などを散策。朝ドラはほとんど見たことがないので、すずらんの再放送があれば見ようと思う。
恵比島から石狩沼田、留萌へ
留萌行きの列車は13時47分で1時間もある。その前に12時50分発の深川行きがあるので、真布の一つ先の石狩沼田まで戻る。
歩いてきた道を眺めながら6分乗ると石狩沼田に着く。真布は通過した。石狩沼田はかつての札沼線の終点で、昭和47年に新十津川からの区間が廃線になっている。
使われなくなったホームが残っていて、札沼線が発着していた当時は大きな駅だったことが偲ばれる。石狩沼田を45分ほど散策、13時39分の列車で留萌へ向かう。
 石狩沼田
この列車は1両のキハ54で、真布、恵比島、峠下など各駅に停車して14時21分に留萌に着いた。
留萌本線の線路跡と黄金岬
海抜180mで留萌市街を一望できる千望台へ行く予定だったが、時間的に厳しいので黄金岬を散策することにする。
留萌駅から2016年に廃止された増毛方面へ線路跡を少し辿ってみる。細い道を渡る小さな鉄橋は撤去されていたが、留萌郵便局前の跨線橋の下には線路が残っていた。
 留萌〜瀬越の廃線跡
30分ほど歩いて夕日の名所である黄金岬に着いた。大町というバス停があるので、帰りはバスで戻ることにしよう。
海岸に出てみると風が強く、曇ってきて夕日は見れそうにない。目を凝らすと南の海岸線に瀬越駅跡が見えた。
 黄金岬
30分ほど海岸に佇み、路線バスで留萌駅へ戻る。40分ほどの待ち時間があり、展示してある昔の写真やSLすずらんのヘッドマークなどを見学。
16時17分発、キハ54の1両編成の深川行きに乗る。車内は地元の人たちの10人ほどのグループがいて賑わっている。
もう乗ることはない留萌本線の車窓を眺め、17時15分に深川に着くと日が暮れて真っ暗になっていた。
 深川
旭川のホテルに戻り、明日は札沼線の沿線を散策して苫小牧まで行くことにしている。
(つづく)
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