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東京〜北海道 各駅停車 (5日目) 小樽の手宮線跡と旭展望台
一昨日は蝦夷富士の羊蹄山、昨日は支笏湖の紋別岳に登ったので、まだ太ももやふくらはぎに筋肉痛が残っている。
明日からは、もうすぐ廃止が決まりそうな留萌本線と札沼線を見て回りたいので、今日は小樽運河や手宮線跡、北のウォール街、旭展望台などを散策して、旭川まで行く予定にしている。
秋の乗り放題パスで函館本線の各駅停車の旅である。
 旭展望台から小樽市街の眺め
札幌から小樽へ
2018年10月17日。
北海道大学近くのホテルを出て地下鉄に乗り、札幌始発6時08分の然別行きで小樽へ向かう。
コインロッカーに荷物を放り込み、ホームへ上がるとすでに席は埋まっていて、立っている人もいる。次の電車は40分後なので、これに乗らざるを得ないが、その間に何本か増やしてもよいのではないかと思う。それに大都市駅の始発が6時08分というのはあまりにも遅い。
それはともかく混んでいるので、デッキに立って車窓を見ようと思う。小樽までは45分ほどである。
銭函で石狩湾に出て朝里まで来ると、対岸の小樽を背景に虹がかかって乗客もみんな見入っている。
小樽に着き、まずは海へ続く駅前通りを下って、小樽運河から陸側200mほどを並行している手宮線跡を歩く。
 手宮線跡
手宮線は夕張山地の幌内炭鉱の石炭を小樽へ運ぶためにつくられた幌内鉄道の一部で、明治13年開業と日本で3番目に古い。
昭和37年に旅客営業を終了、その後は細々と貨物輸送を続けていたが、昭和60年に廃止され、現在は遊歩道が整備されている。
その手宮線跡を辿って終点の総合博物館まで行ってみようと思う。住宅地に残されている線路跡を歩いて行く。
線路の傍らには花が植えられ、樹木が茂り、ところどころ紅葉している。地元の人がウォーキングをしていて、気持ちのよい散歩道だ。
15分ほど歩くと、正面に丘が見えてくる。住宅街から古い倉庫群に変わると小樽市総合博物館に着いた。
ここは鉄道の歴史をテーマにした博物館。私はそこまで興味がないので入場はしないが、手前に転車台があり、奥に蒸気機関車やディーゼル機関車、国鉄色の車両が並んでいるのが見える。
 小樽市総合博物館
ここからは小樽運河を南へ歩いて、北のウォール街の建物を眺めながら小樽駅へ戻ることにする。
小樽運河は掘ったのではなく、海岸の沖合いを埋立てて造られた、全長1140mの運河。大正12年に完成し、昭和61年に散策路や街園が整備されて現在の姿になったという。
総合博物館から少し歩くと小樽運河の北端で、北運河と呼ばれている。
駅前の中央通りを下った中央橋付近の20m幅の運河でなく、大正時代に完成した当時の40m幅のままの姿が残されている。ほとんどの観光客は、こちらまでは来ないので静かだ。
北運河の終点の運河公園には、動揺「赤い靴」のブロンズ像がある。
運河公園に隣接して、明治39(1906)年に竣工した重厚な石造りの建築で、国重要文化財に指定されている旧日本郵船小樽支店の建物がある。
小樽運河に沿って対岸の古い倉庫群を見ながら歩く。この先、南へ1kmほどの散歩道が続いていて、中央橋から300mほどの浅草橋までがメインで観光客が多い。
 小樽運河
中央橋は記念撮影する人でいっぱいで、小樽運河の中心である。浅草橋の内陸には、北のウォール街と呼ばれる明治後期から昭和初期の建築が数多く残っている。
手宮線跡の残りの部分を歩いて小樽駅に戻り、背後に見える山にある旭展望台へ足を延ばす。
駅前の三角市場から船見坂を登り、JRの線路を渡って振り返ると、名前の通りに石狩湾が見える。
しばらく住宅街を歩いて森に入り、山道を15分ほど登っていくと標高190mの旭展望台に着いた。海から標高差190mを登るので、意外と時間がかかった。駐車場があるので、車で来る場所のようだ。
旭展望台からは石狩湾、函館本線、小樽築港駅、小樽運河、天気がよければ、積丹方面や雄冬岬なども見えるらしい。
 旭展望台からの眺め
小樽駅に戻り、電車の時刻になるまで、裕次郎ホームと名づけられた4番線を見学する。
長身で脚も長く、風格があってスラっとしている石原裕次郎さんの等身大の写真パネルを見ていると、倶知安からのキハ150が到着した。
 小樽駅の裕次郎ホーム
小樽から札幌、旭川へ
11時ちょうど発の快速エアポートに乗り、30分ほどで札幌に着いて味噌ラーメンの昼食。じばらく時間があるので、腹ごなしに大通公園や時計台を見ながら散歩する。
小樽は曇っていたが、大通公園で休憩していると青空が広がってきた。紅葉も始まっている。
 札幌大通公園
コインロッカーから荷物を取り出し、札幌13時03分の区快いしかりラーナーに乗る。ドア脇のロングシートに座り、40分ほどで終点の岩見沢に着いた。
ホームにあるばんえい競馬の木像を眺める。サラブレットの体重は500キロほどだが、ばんえい競馬の馬は巨大で1トンもあるという。
 岩見沢駅・ばんえい競馬の木像
小樽から岩見沢までは、かつての幌内鉄道のルートでもある。14時03分発の電車は空いていた。車窓を眺めながら滝川、深川をすぎて旭川には15時38分に着いた。
明日は留萌本線の恵比島駅など、沿線を散策する予定にしている。
(つづく)
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