ローカル鉄道の時間旅行
杉森涼
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富良野から星の降る里・芦別、夕張へ


 今朝は旭川6時40分発の列車に乗り、美瑛をレンタサイクルで4時間ほど散策。花のない雪景色だったが、美瑛を堪能した。
 ランチにご当地グルメのカレーうどんを食べて、12時09分発の列車に乗る。富良野で乗り継いで芦別を散策、今夜の宿泊地である夕張へ向かう。

富良野から芦別へ

 2017年10月24日
 美瑛から富良野行きの列車は混んでいて座れないので、運転席の後ろに立つ。35分ほど立ちっぱなしだったが、美馬牛あたりの丘を越えていく、北海道の雄大な前面展望を楽めた。
 やがて広大な田園風景が広がって、12時43分に富良野に着いた。青空に白樺の黄葉が映えて清々しい。

富良野駅のレッドベア
富良野

 駅前に出るくらいしか時間がなくホームに戻る。富良野12時53分発の滝川行きの列車は、5分ほど遅れてやってきた。

富良野駅・滝川行きの列車
滝川行き

 富良野から滝川へは一昨日にも乗っているので真新しさはないが、空知川沿いの山並みの紅葉は綺麗だ。車窓を30分ほど眺めると芦別に着いた。
 芦別は、ドラマ「さすらい刑事旅情編」の「家族の絆」という話で覚えている。逮捕された兄がこの駅から護送され、それを見送る妹が「お兄ちゃーん」と叫ぶのが印象的だった。

芦別駅・滝川行きの列車
芦別

 次の滝川行きの列車は3時間後だが、さいわいにも約1時間後に路線バスがあるので、芦別で途中下車する気になった。
 芦別も夕張と同じく炭鉱の町である。 石炭産業が衰退した後に、カナディアンワールドという赤毛のアンをモチーフにしたテーマパークを整備したが、上手くいかなかったようである。
 相棒や刑事貴族など、こちらも刑事ドラマだが、水谷豊さんは芦別市野花南の出身らしい。

根室本線・芦別駅
芦別駅前

 芦別で降りてはみたものの、目的がある訳ではないので、駅近くをひと回りする程度だ。芦別は「星の降る里」と呼ばれるので、一度は泊まってみたいと思う。
 散策していると「ホテル・アシントン」というのが建っている。私はワシントンホテルの下請けで仕事をしていたことがあるので、つい笑ってしまった。

芦別・ホテル アシントン
ホテル・アシントン

芦別から夕張へ

 黄葉したイチョウ並木を歩いたり、北海道大観音を空知川の対岸から眺めたりして、駅近くから滝川行きのバスに乗る。
 経由する赤平駅は、レンガ造りの西洋のお城のような建物である。滝川には16時20分頃に着いた。

根室本線・赤平駅
赤平駅

 滝川からは函館本線で岩見沢へ行き、室蘭本線に乗り換えて栗山まで行く。岩見沢駅のホームには大きなばん馬の像がある。サラブレットの体重は500キロくらいだが、ばんえい競馬の馬は1トンもあるという。
 岩見沢発16時33分の車内は、高校生の帰宅時間で満員である。入口近くのロングシートに空席を見つけてなんとか座る。
 志文、栗沢、栗丘と駅に着くたびに、数人の高校生が下車していくのだが、ワンマンカーでなので時間がかかる。

岩見沢駅・ばん馬の像
岩見沢

 栗山に16時57分に着くと、ほぼ全員の高校生が下車する。私も最後尾に並んで下車すると、日が暮れてホームに明かりが灯っている。
 ここから17時39分発のバスで夕張へ向かう。

室蘭本線・栗山駅
栗山駅

 栗山の町をすぎると峠越えがあり、真っ暗闇の中をどこに連れていかれるのだろうと不安になったが、40分ほどで夕張に着いた。
 19時20分に夕張に到着する最終列車を待ってホテルへ向かう。

夕張駅に着いたキハ40
夕張駅

 冬眠前のヒグマが出ることも無きにしも非ずなのでホテルへ急いで歩く。
 性能のよくない安物のカメラなので写らなかったが、降ってくるような星空であった。


夕張駅前

 (つづく)


 秋の乗り放題パスの旅
 【1日目】東京から青森へ
 【2日目】青森から苫小牧へ
 【3日目】苫小牧から釧路へ
 【4日目】塘路駅からサルボ展望台へ
 【4日目】細岡駅から釧路湿原へ
 【5日目】糸魚沢から厚岸へ、別寒辺牛湿原を歩く
 【6日目】根室本線の鈍行で釧路から新得・滝川へ
 【7日目】札沼線は爆弾低気圧が接近中
 【8日目】雪の美瑛をレンタサイクルで散策
 【8日目】富良野から星の降る里・芦別、夕張へ
 【9日目】三菱石炭鉱業大夕張線跡を辿る
 【10日目】苫小牧から深夜のフェリーで八戸へ